みなさんこんにちわ
山本けんたろうです。
今日は、アマゾン輸入で消費税がどのぐらいかかるのかを知りたい人のために、輸入にかかる消費税について整理してお伝えいたします。輸入をする際に消費税と一緒に関税の知識も知っておいた方がいいのでこちらの記事もご覧ください。
消費税(輸入消費税)とは?
輸入消費税とは、保税地域から外国貨物(=品物)を引取る際に課税される消費税のことです。
もともと消費税は、国内において課税される物品またはサービスの消費について、最終消費者が負担する税金ですので、これは輸入商品であっても対象になります。
Amazon輸入で消費税はいくらかかるのか?
仕入れに対して
商業輸入の場合
仕入原価に対して10%かかります。
例えば仕入原価が3000円の商品を仕入れる場合、10%にあたる300円が輸入消費税となりますが、実際には商品原価だけでなく国際配送料に対しても消費税がかかるため、例えば国際送料が1000円かかったとした場合、
仕入原価 3000円+ 国際送料 1000円 ×10% が輸入消費税となっていて
実際には、輸入消費税と、地方消費税の2種類があり、トータルで10%という形になります。
個人輸入の場合
個人輸入の場合は、販売することを想定していないので輸入消費税はかかりません。
売上に対して
売上に対しては、消費税がかかる場合とかからない場合があります。
課税事業者の場合は、売上の10%が支払うべき消費税になります。
例えば、年間の売上が100万円とした場合、支払うべき消費税は10%なので10万円となりますが、すでに何かで消費税を支払っている場合は控除されるので実際には売上の2-3%ぐらいのイメージになるかと思います。
免税事業者の場合は、消費税の支払いはありません。
輸入消費税を確認する方法
輸入許可証を確認する
輸入商品で気を付けなければならない点は、消費税、関税の請求をされる際に、消費税、関税の請求明細書やその手元に届いた商品のインボイス、輸入許可証などがあるかどうかです。
輸入許可証はDHLは通関して荷物が届いてから1週間ぐらいで郵送されてきますし、メールでも送られてきます。Fedexでも同じように荷物が届いて2週間ぐらいで郵送されてきます。輸入許可証は輸入者に保管義務がありますし、税務調査などでも確認される場合があるので、しっかり保管しておいてください。
amazonでの利益をきちんと算出するためにも、ここは押さえておきましょう!ちなみに、あとで請求書が送られてくる場合には支払期日が書いてあります。
その支払期日ギリギリにFedExやDHLに電話して、クレジットカード払いをすると、消費税関税分の支払いを遅らせることも可能で、資金繰りが良くなります。
どのぐらい消費税がかかっているかを見るには輸入許可証をみるとわかります。
これを見てみると
右側の真ん中に CIF価格(仕入原価+送料+保険) 3641.24ドル
為替が 右側の下の方で 1ドル 117.51円 3641.24×117.51=427,882.112円
それに対して 左側の下の方に
関税 4,700円(1.09%)
消費税 27,000円(6.4%)
地方消費税7,200円(1.6%)
関税は商品によって変わってくるので、様々ですが
輸入にかかる消費税は輸入消費税は6.4% 地方消費税が1.6%
合計で8%になっています(2017年の輸入事例/現在は10%)
注意点
いくつか注意点があります。個人輸入として輸入されたものには、輸入消費税はかかりません。
そもそも、消費税は商品を販売することを前提にかかる税金なので、消費税はかからないということになります。
個人輸入の商品は税関を通る荷物も半端ないぐらい多いので、1回に1個2個で輸入されるものについては基本的に個人輸入と税関は判断します。そういう商品には輸入消費税がかかっていないということを覚えておいてください。
もし、消費税を支払う義務のある課税事業者の場合、輸入消費税がかかっていないのですでに支払っている消費税控除分がないということを覚えていきましょう。